『全国賃貸住宅新聞』 2009.7.13 第882号
ランデックス(東京都中央区)が展開している 戸建て賃貸住宅「プライムアセット」のFC加盟店の受注が加速、地方へ波及してきた。
例えばアメニティジョイハウスが千葉中央店として施工した 2棟は満室稼働、木更津店の荒井建設は「プライムアセット Twin」2棟4戸が竣工、 岡山中央店の創拓は2棟の構造見学会を行った。
また、川島組(静岡県掛川市)が藤枝市に上棟した1棟は、竣工後当面はモデルハウスをして利用、 集客を図っていくという。
昨年末に北大阪店として加盟したエスト・ノールも稼働を始め、これまで首都圏と愛知県に 偏っていた建築現場が、静岡、岡山、大阪へと拡大してきているという。 「加盟店は建築会社からリフォーム会社、不動産会社まで様々です。戸建て賃貸住宅の商品は、現在 多くの企業が開発しネットワークを組んでいます。
当社に加盟していただいている企業も他社商品と 比べたうえで選んでいただいているようです。例えば最近加盟していただいた岡山の会社は、同業他社の モデルルームを実際見て回ったうえで決めていただきました」(同社) ランデックスでは、昨年からFC事業を本格的展開。現在約18箇所を超えているが、今後は空白エリアである 近畿圏を中心に積極的に加盟店を募集し、早急に50拠点のネットワーク構築を目指していきたいという。
「プライムアセット」は、自社でも受注しているが、こちらは首都圏と愛知県で実績を伸ばしているという。 同社は一昨年夏の販売開始以来、一年半で150棟を受注に成功、特徴は愛知県内だけでここ一年間で64棟を 受注し、50棟の着工実績があること。
エリアを担当している名古屋支店の営業担当者は僅か3名で、それだけにパーヘッドの効率の高さが際立っている。 不況の影響による市場の縮小傾向にある愛知県内の住宅市場だが、「戸建賃貸住宅の資料問い合わせは逆に増えている」 (担当者)という。