週刊住宅 2014.05.19 第2631号
投資効率高く相続対策に有効
相続課税の強化が来年に迫るなか、桧家ランデックスは戸建賃貸住宅商品「プライムアセット」シリーズ=写真=による相続対策の提案を強化している。
まず、賃貸住宅であることから土地が「貸家建付地」となり土地評価額が15~24%軽減される。加えて建物自体も建物総額の約40%の評価とみなされるため、相続税額が大幅に削減される。
借り入れによる建築の場合は、相続財産から責務を控除することも可能だ。
小規模用宅地としての評価も受けることができ、更地よりも評価が低くなり、敷地の200平方メートルまでが2分の1の評価となる。更地に比べて土地に対する固定資産税が6分の1に、都市計画税についても3分の1に軽減されるメリットもある。
さらに建物の評価額と借入金との相続税の課税評価差を利用することにより、財産全体の評価を下げての節税にも対応する。
収入を得ながらの節税対策を行いつつ、賃貸事業収益からの税金の支払いもできる賃貸住宅としての強味も備える。
相続税対策としての賃貸住宅建設は一般化しているが、戸建賃貸の場合は1棟ものの建物と比較して分割しやすく、相続においてのトラブル要因になりやすい兄弟間の紛争を防止して円滑な遺産分割を実現する。
戸建賃貸は、周辺相場よりも高い賃料が確保でき投資効率が高いことなどから、首都圏周辺部を中心に増加しつつあるものの、絶対量は少ない。そのため入居者の所得は高く、年齢層も30代の子育て世代がメーンで長期間の入居が期待できる。
「プライムアセット」シリーズの入居者は、医者や公務員といった高所得者や安定した職に就いている世帯が中心層。
同シリーズは、骨組みに無垢材の1.5倍お強度の構造用集成材を使用した独自の「プライムウッド工法」で建築した。
比較的均一のデザインが多い戸建賃貸の中にあって、欧風の外観が特徴の商品から太陽光パネル、ビルトインガレージなどを標準装備したものに至るまで多彩なタイプを準備。他の戸建賃貸との差別化を図り、多彩な要望に応える。