『全国賃貸住宅新聞』 2010.9.6 第941号
モデルルーム通じて地主にPR
桧家ランデックス(東京都台東区)が販売をしている戸建賃貸住宅「プライムアセット」が好調だ。発売以来約3年で関東圏を中心に250棟にも及ぶという。
同商品は耐震強度に定評のある木造軸組み金物工法を標準装備し、団塊ジュニアファミリーを入居者ターゲットにおいたデザイン性にも配慮。標準仕様に加えて商品ラインナップも拡充。たとえば「プライムアセットNow(ナウ)」は、入居者のライフスタイルに合わせて居住空間を変更できるのが特徴。あらかじめ設置された間仕切り家具を移動することにより、簡単に2LDKから3LDKへの間取変更をする事が出来る。
例えば、新婚時代には広めの2LDKとしてゆったりと過ごし、子育て期には子供部屋として分割して使用する事が出来るほか、新たに書斎や趣味の部屋として使用するなど、入居者様の生活スタイルの変化に合わせた使い分けが可能になっている。オーナーにとってみれば、入居者の様々なニーズに応えることで長期入居を実現し安定した賃貸経営につながるという訳だ。
桧家ランデックスは、戸建分譲を手掛ける桧家住宅(本社・埼玉県久喜市)がランデックスを買収し、新たな体制として活動を開始した。新設住宅着工数は近年、少子化の影響で減少傾向にあなる。そのためビルダーは事業基盤の安定と強化を図るため、戸建賃貸事業に続々と参入してきている。同社でも戸建賃貸住宅を希望する需要層を取り込むことで安定した収益基盤を確立していきたいという。