住宅新報 2014.01.27 第1113号
地元密着戦略推進 6名のスタッフ活動
桧家住宅グループの桧家ランデックス(東京都新宿区)では、主力商品の戸建賃貸住宅「プライムアセット」の販売網を拡充させる。
この1月に新たにJR横浜駅付近に横浜支店を開設、「横浜・川崎を中心とした神奈川エリアの開拓に力を入れていく」(日置文彦社長)。同社ではこうしたエリアでの販路の拡大はまだまだ出来るとみており、地場の仙人を置くことで、業務の効率化も図る。
同事業所には新たに6名の営業スタッフを配置する。同社はこれまで本社のある東京・新宿を拠 点に展開してきた。しかし、実績も増えるとともに、エリアも徐々に拡大してきていることから、「地域密着を進めていくことで、地元の関連会社とのネット ワーク作りにも注力していきたいと考えています」(日置社長)という。
「プライムアセット」は、首都圏を中心に現在約800棟を供給しているが、昨年の受注は前年比170%と伸長しており、このままのペースで行けば来年には1000棟を超える見込みだ。
日置社長は話す。「戸建賃貸住宅自体の認知度はまだまだ低いものの、徐々に浸透してきていると実感しています。当社では毎月『現地構造・完成見学会』を実施していますが、これがPR効果を高めています」。
見学会は入居者募集はもちろん、これから賃貸住宅を計画している地主に対して、実際に物件を目で見てもらうことで、商品の良さをアピールできるのが強みだ。
戸建賃貸住宅は、従来の賃貸アパート比べて、小さな敷地で建築できることで、自宅に庭先での活用ができることや、相続税・節税に有効、将来的な分割売却が可能などのメリットが多く、土地活用法の一環として注目を集めている。
中でも「プライムアセット」シリーズは、標準仕様は延べ床面積約20坪3LDKで2棟セットの場合、1棟当たりの金額812万円。平屋タイプやビルトインカーポート付きなども用意している。
同社は今年の新規受注の目標を200棟としており、新商品の投入を含めて積極的な戦略を進めていく。