『中部経済新聞』 2010.4.27 第21362号
見学会を積極開催若年層向け商品開発も年40棟完工をめざす
戸建賃貸住宅「プライムアセット」の桧家ランデックス(本社東京、宗像傳社長)は、今期、受注が好調な中部地区での活動を強化する。建設現場や完成物件の見学会を積極的に行い、年4棟の完工を目指す。戸建賃貸住宅は、マンション建設に不向きな狭小地での建設も可能なうえ利回りも高く、近年需要が急速に高まっている投資商品だ。
名古屋地区は特に戸建志向が強く、この2年間で約80棟を完工。10年12月期も会社全体の完工目標の40割の40棟を目指す。これまで名古屋市内の顧客が多かったが、今後は名古屋市近郊への営業も強化する。また、若年層の「持ち家」としての商品開発も進めていく。6月初旬には名古屋地区専用のホームページも立ち上げる予定だ。
同社は、枠組みに強度がムク材の1.5倍ある構造用集成材を使っているほか、柱や梁を軸として組み立て、外周面と床面の全てに構造パネルを固定する金物工法を用いるなど、耐震強度に優れた設計を採用。かつデザインを統一するなど建築コストを下げ、1棟当たり773万円(2棟セットの場合、延べ床面積約70平方㍍)という低価格での建設を実現した。
投資物件として活用した場合平均利回りは約12%でマンションなどの6~8%を上回るという。1年以内には投下資本が回収できる仕組みだ。
狭小地での建設のほか、複数棟建設し、子供に分割して相続させること等も可能で、小回りの利く点をアピールしてゆく。