週刊住宅新聞 2011.06.27 NO.2489
桧家ランデックス(東京都台東区、宗像博社長)はこのほど、千葉県内2カ所で戸建賃貸を施工した。船橋市の全2戸の物件 は、間口3mの旗状の敷地に長屋として計画した。立地はJR総武線津田沼駅徒歩8分で、敷地面積は182.48平方㍍。月額賃料は15万円で表面利回りは 15.7%。
賃貸物件の空室率が増加傾向の中、同社の宗像社長は「全国に供給されている賃貸住宅の9割以上が集合住宅だが、8割近く の消費者は戸建てを望んでいる」と、戸建賃貸住宅の需要に対して供給が大きく不足していると指摘する。その上で「共同住宅には不向きな狭小地や変形地にも 対応できる当社の戸建て賃貸商品「プライムアセット」は、立地条件に左右されず入居率も高く、利回りも期待できる。また戸建てであることから同クラスのア パート・マンションと比較して高い家賃収入を得る事ができる」と話す。
もう1物件は浦安市の全4戸。月額賃料を当初の予定より1万円上乗せした19万円で募集したのも関わらず、引渡し完了前 に入居申込が完了した。なお東関東大震災翌日の3月12日が引渡し日だったが「被害が甚大な浦安においてキャンセルは皆無で、3月末には全員が入居してい た」(同社)という。表面利回りは14%。