週刊住宅
桧家ホールディングス傘下の子会社・桧家不動産とリビングケア研究所は共同事業として、入居費用を抑えた住居型老人ホーム「桧家リビング久喜」(埼玉県久喜市、延床面積412平方メートル・1室8平方メートル・全14室)を16年4月に開業する。現在、予約を受け付けており、本格的な募集開始は来年1月を予定している。
リビングケア研究所が指導し、桧家不動産が企画・建築・サブリース運営業務を担う。グループのブランド名を冠した初の介護施設となる。
敷金・礼金・入居一時金が不要な料金システムを採用。家賃・食費・光熱費込みで8万7000円から入居できる。
職員の常駐や医療機関・看護師のコール対応を24時間体制とし、近隣の医療機関とも連携する。同一の建物内に居宅介護支援・訪問看護・訪問介護の3事業所を併設。部門間で円滑な連携を図り、最適なケアプランの作成と医療介護サービスを提供する予定だ。
利用者には、主に要介護1~3の認定を受け、サ高住や介護付き有料老人ホームが高額で利用できない層を想定している。
建物は自社開発の介護型高齢者施設の専門商品「プライムアセット・カルナ」。断熱材には、断熱性・気密性を持つ現場吹付式の「アクアフォーム」を採用。どの部屋も同じ室温に保ち、ヒートショックを予防する。
開発段階から関わることで、運営しやすい間取りや土地の形状・広さに合わせた居住数などをせってし、コストパフォーマンスの向上を図る。
今後、「桧家リビング久喜」を在宅ステーションの核に据え、半径5キロ以内に「医療対応型」や「生活機能向上型」など機能別の詞絵sつを同様の低価格で展開し、18年までに5施設を稼働する計画。2店舗目は来年10月に開業を予定している。