『全国賃貸住宅新聞』2008.9.29 第842号
ランデックス 敷地条件等の制約克服
戸建て賃貸住宅「プライムアセット」を展開しているランデックス(東京都中央区) では、10月1日より連棟型商品「プライムアセットR」を販売する。 これは、1階連棟部分の屋上に『ルーフコートヤード』と呼ばれる中庭を設置している もので、2階は戸建てのまま独立し1階の連棟部分は階段や物入れで区分されている。 『ルーフコートヤード』はデザイン格子を採用することで、外観にも配慮しているほか、 プライバシーとセキュリティーを確保している。 「これまでは当社のプライムアセットを建てたいのに、敷地条件などの制約でアパートしか 建てられないオーナーさんも多かったのが現実です。そこで戸建の良さである防音性を 生かした商品ができないかと考えていました」(技術本部加藤敏夫本部長)。
販売価格は1坪あたり39.1万円から。
同社の主力商品である「プライムアセット」は、昨年夏からの本格販売依頼、100棟以上の 受注実績があるという。「1棟当たりの本体工事費773万円という価格と、独自の木造軸組 金物工法であるプライムウッド工法や、大手部材メーカーにより、高い品質を保っている ことが実績に繋がっている」(加藤本部長)という。
同社によると、首都圏では最寄駅からバスで20分の場所が多く、2世帯同居するために 空き家になった土地を利用する傾向が強く、法人借り上げにして相場家賃より25%も 上回った事例のほか、一方中部エリアでは、広い土地をいかして1度に5棟受注した事例が 有るなど様々なケースで採用されているという
今年からは本格的にFC事業を開始、首都圏と九州エリアを中心に17社が参加。 今年度には50拠点まで拡大していく計画だ。